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久しぶりに良い本を読みました。
著者は33歳で手取り22万円。
決して高収入とは言えない彼が、どうして33歳という若さで1億円という大金を貯められたのか。
なかなか収入の上がらない日本において、とても希望の持てる内容になっていると思います。
著者の主張をシンプルにまとめると以下の2点になります。
全世界株式インデックスファンドに投資して、世界経済の成長の果実にあずかろう
著者の主張の1つが「全世界株式インデックスファンドに投資しよう」というものです。
インデックスファンドとは指数に連動するように設定されたファンドのことです。
例えば、全世界株式インデックスファンドなら、世界中にある会社の平均的株価に連動するように設定されています。
かなり荒く言ってしまえば、世界中にある会社の株を、良い会社も悪い会社もひっくるめて、同じ数ずつ所有するイメージです。
そうすることで、インデックスファンドの株価は、世界中にある会社の平均的株価に連動します。
ここで投資初心者が疑問に思うのは、「良い会社も悪い会社も買っちゃうならプラマイゼロじゃね?」ってことです。
これは私も投資を始めるまでそう思ってましたし、著者も同じことを述べられています。
しかし、これはプラマイゼロではなく、確実にプラスになります。
なぜなら、世界の人口は増え続けているからです。
人口が増えるということは、需要が増えるということですから、必然的に儲かっていない会社よりも儲かっている会社の方が多くなります。
これは日本で生活しているとなかなか感じにくいですよね。
日本は人口が減少していっていますし、日経平均株価も1989年に最高値をつけてから、未だにその株価を更新できないでいます。
しかし、世界を見渡してみると株価が最高値を更新している国はたくさんあります。
実際、全世界株に連動したETFであるVTはずっと右肩上がりに成長してきています。
引用元: Google Finance
著者自身このことを「人生最大の発見」と称し、図で解説しておられます。
引用元: 「33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由」(井上はじめ著)
大学生のときに気づけるなんてうらやましい。。。
このインデックスファンドは購入して、15年以上売らずに放置というやり方でも構わないのですが、著者は独自の手法を解説されてます。
その手法は、実際に本をご覧ください。
値上がりする不動産を購入し、家賃をタダにしよう
この家賃をただというのがわかりにくいですが、例えば、3,000万円で家を買って、10年住んだ後、3,000万円で売却できれば、10年間家賃がタダですんだことになります。
自分で住むわけですから、住宅ローンの低い金利で借りられますし、住宅ローン控除だって使えるわけです。
とはいえ、口で言うほど簡単ではありません。
建物の価値は年が経つにつれ、確実に下がっていきますし、この人口減少の真っ只中で、ほとんどの土地の価値も下がっていくでしょう。
そんな中で値上がりするであろう不動産を見つけることはかなりの目利きや知識が必要になってきます。
著者はファイナンシャルアカデミーというところで、こういった知識を身につけられたようです。
決して安い値段ではありませんが、家賃がタダになることを考えると、長い目で見れば割に合うのかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
2つ目の値上がりする不動産を買うことはかなりの経験者じゃないとできないかもしれませんが、世界の経済成長とともに資産を増やすのは誰でも今すぐにできることです。
ネット証券で全世界株式インデックスファンドをポチるだけですから。
やり方は全てこの書籍に書いてくださっています。
特に投資初心者は一読の価値アリです。
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